Re Unionその2

同窓会その2

昔一緒に飛んでいたヤツで今 機長の話

「この間、降下中にスピード出しすぎていて会社から呼び出しくったんだよ~」

 

え、どういうこと?

FL100(高度1万メートル)以下は制限速度250ノット と決められているのは常識

私が乗る機体はそんな速度は出ないので気にしたことはないが、プロのラインPILOTは当然注意している。

 

「降下率などを計算していて、フッと高度計を見ると9000フィート、そんで速度は300ノット、うわぁヤベエって、減速したんだけどね」

それって管制は何も言わないの?

「管制はね~、追い風の場合もあるから、そこは言わないよ、だって追い風が50ノットなら、機体の速度計は250ノットでも実際は300ノットになるじゃん」

「だけどさ、最近の機体はデータを全て後でダウンリンクして専門の解析する人がいるわけよ、もうネズミ捕り積んで飛んでいるみたいなものよ、自由に空を飛ぶ

なんて、アメリカで飛行機借りたときだけだよね~、当然後で会社から呼び出しだよ」

 

などなど、実際に飛んでいる人の話はおもしろい。

でもさ、聞けば聞くほど飛行機は安全、国土交通省も異常なほどに厳しい、それも航空先進国のアメリカと比べると発展を阻害するくらい厳しい

 

車なんかは飛行機に比べると同じ監督官庁なのに緩いと言わざるを得ない

だから飛行機は安全です。飛んでいる仲間を見ていてそう思う。