正しい飛行機の待ち方?

地上スタッフの皆様、

暑い中 今日もお疲れ様です。

冬は寒いし大変なお仕事だと思います。

 

ちなみに航空先進国アメリカでは、飛行機がスポットに車でダラダラのんびり待ちます

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トーイングカーの上に飲み物もOK、暑いしね・・・

 

そんで、数分して飽きると

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ダラダラするよね・・・寝るよね~ 別にいいんじゃない と私は思う

 

これを日本でやったら

「けしからん!たるんでる!」と大炎上するが、

日本はなにごとも精神論から入るけど、

安全に、ちゃんとやってりゃいいんじゃないの

 

毎回思うけど、第二次大戦中アメリカの戦闘機はノーズアートにいろいろ描いたりして遊んだし、中にはヌードみたいなのもあったが

当時の日本でゼロ戦にヌード書いたら

「キサマぁ!舐めてんのかぁぁぁ」と大変なことになっただろう、銃殺?刑務所?

 

この精神の違い、余裕の違い

 

海外の航空関係WEBだと、コクピットから撮影の写真がバンバン載っていて、私も含めみんな見て、すげえな~と喜ぶが

日本のエアラインパイロットがこれやると大問題になる。

 

一般社会でもWEBでも

批判をする際はアメリカ人は実名で堂々と批判するけど、

日本人は批判するときは、無名かハンドルネーム、そのくせ表ではFacebookで「いいね」を押したりする。

こういうのってどうなんでしょうね・・・

 

ちょっと話がそれたけど、日本人って病んでいるのかと考えてしまった。

エムブラエルの勢力

時間をみつけてはアメリカロケの写真の画像処理をしている。

やはり海外に1週間以上行くと、日本を客観的に見られるし、情報で得たものよりも自分の肌感覚で

航空業界の流れなどが分かるのが楽しい

 

まず、今回感じたのはエムブラエルのERJ170や190シリーズがものすごく増えているということ

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DL、AA、UAはもちろんジェットブルーやアラスカ(運航はHOLIZON)などなど、ものすごく機数を増やしている。

20年前はショート、BAE31、BE1900、ドルニエなどいろんなメーカーがあり

 

10年前はボンバルディアCRJシリーズかEMB135・145という感じ

それが今やコミュータージェットの8割はERJ170や190でしょう、という感覚

CRJの勢力は弱くなっているのは見ていて分かる。

 

もちろん学者じゃないから統計とっていないけど、東海岸、中部、西海岸とまわって見た撮った感覚ではそう

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でもさ、やはりEMB110バンデランテがあり、EMB120ブラジリアがあり、そんで135/145があり

今のERJ170‐190につながり、長年努力していて、パーツ供給、信頼、認証、乗員の資格や訓練施設などトータル面でここまできたのだと思う。

 

このマーケットはデカいが、MRJが入るとどう変わるか、シリーズ化してコツコツやることも当然視野に入れているだろう。

さらにエアバス220も参入し、アメリカの工場での生産も視野に入れているそうなので、

コミュータージェット業界がどうなっていくか、企業研究、エアライン研究という観点でもおもしろいテーマだと思う。

お礼 バニラエアイベント

昨日、一昨日とバニラエアさんとのコラボイベント@さくら館

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制服着用体験や

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子供向け航空教室などなど

 

遠方からも皆様来ていただきありがとうございました。いつも来ていただける皆様にもここでお礼を申し上げます。

 

バニラエアさんも さくら館も地域貢献、空港観光促進ということで頑張っております。

 

今度はPILOTスクールと組んでイベントやろうかと計画中

ちなみに今日から 成田産の小松菜に+パイナップルを入れたスムージーを発売開始

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さくらの山にお立ち寄りの際にはぜひ。

Skyteam2018

普段から デルタ、ガルーダ、大韓、アリタリア航空さんなどとお仕事をさせていただいている関係で

スカイチーム2018イベントにゲストスピーカーとしてお呼びいただいた

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https://travel.watch.impress.co.jp/docs/news/1132953.html

この日の第2部の演出は前代未聞

200名以上いるパーティ会場に007のテーマ曲が流れると

12名のCAさんが結婚式のように バーンと開けられたドアかえから整列して花道を作り梅雨払いをしてくれ

各社CAさんが振り向くと、左右6名づつ立っているCAさんの間を超望遠レンズを担いだ私が歩いて行くというもの

その写真はないのだが、誰かにいただいたら載せます。

Anyway Skyteam 各社さん特徴あるし、いろんなエアラインがあるからおもしろい

日本だとどうしてもJAL ANAに目が行きがちだがグローバルな世界なので、SKYTEAMもおもしろいよ

 

下手すぎたアプローチ

一人で飛べると教官からお墨付きをもらえたので

(資格はあるが、レンタカーのようにそう簡単に飛行機は貸してくれない)、

 

今度は計器飛行

5年ぶりぐらいにILSアプローチ(計器進入)

「リクエスト・ランウェイ30 プラクティスILSアプローチ」を管制塔に告げ承認をもらいレーダー誘導と進入を行う

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本番は外が見えないようにされる(雲の中のイメージで計器だけを見て進入)

とくにこの計器

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上下の針を中心の〇から出ないように飛ぶ、(この写真は入力前)

 

ときどき速度計、降下率、エンジン回転数を見ているともう針はずれまくる

 

「Flaps 10」(フラップ10度)をコール

「アホ!VFE超えてるだろ!(フラップを出して良い速度)」

し、しまった・・・基本だぜ

 

す、すいません、スピードを落として ホワイトアークを確認

フラップを下げると揚力が増すので、進入が直していてもずれる

 

写真はイメージです。8つの計器を見ながら+エンジン計器に注意して降下

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デシジョンハイト(最終進入高度)まで来て、目の前の外を見えないようにしていた紙が取り除かれると

か、滑走路右にずれてんじゃん

 

まあセスナなので、高度はOKなのでここから立て直してランディング

へ、下手すぎました、ド下手でした

 

教官いわく、「まあ何度かやればいけるよ」と慰めをいただいたが、計器飛行は久しぶりにやるとダメダメです。

 

しかしさ、最近のパイロット訓練生はこの計器が見られないわけよ(友人の30歳 737乗りは丸形計器で飛んだことなし)

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なぜかというと、最初の訓練からグラスコックピットだから

 

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後輩で現役機長にこの散々たる結果を話すと

 

「FD(フライトディレクター)ないんでしたっけ?ニードル(針)を追いかけてILS?あーもう無理無理」

 

時代はグラスコックピットに変わりつつあります。

 

じゃあグラスコックピットで飛べばいいじゃんか、と思うあなた、

グラスコックピット機はめちゃくちゃ高いんです。私のような庶民じゃアナログ計器でまだ当分行きます。

 

というわけで訓練終了、帰国であります。

EOS学園 受付中

7月28日からスタートのEOS学園 航空写真教室

現在受付中 中級レベル 午前と午後教室あり

https://forum2.canon.jp/public/seminar/view/9878

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正直、昨日もフォトコンテストの審査をさせていただいたが、

教室くれば、ここをこうして とか、撮影データがこれではNGとか説明させていただくので、レベルアップができる。

待ってるぜ!

ユニフォーム着用体験と子供向け航空教室も

今週末、7/14(土)、15(日)はバニラエアDAY!

11:00~16:00

フライトアテンダントさん、キャプテンの制服着用体験&記念撮影会

機内食販売(なくなり次第終了)

 

15:00~15:30

フライトアテンダントさんによる航空教室 (子供向け)

救命胴衣の着用体験などしていただけます

なお、ご来場者には紙飛行機のプレゼント!

 

機内食ご購入の方にはバニラエア×AIRBUSのステッカープレゼント!

航空教室にお越しの方には、AIRBUSのステッカー、ボールペンなどプレゼント!

いずれもなくなり次第終了とさせていただきます!

山火事発見!

連日 hi-desert (南カリフォルニアの砂漠の方)日中40℃オーバー

 

(ここからは専門用語が多くなりますが、日本で飛行機の免許とっていないし、

日本じゃほぼ

「飛ばない、飛べない、飛ぶ気がしない」

ので日本語で説明できないし、英語モードになっているのでイメージでお願いします)

 

もうさ、飛んでても5000フィート以上になると上昇しないわけよ

計器見れる方ならわかるけど、VSIの上がりがめちゃくちゃ悪い

エアスピード Vyにしても(最も上昇率が良い速度)500フィート /min も上がらない。ミクスチャーも調整してんだぜ

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(写真は飛びながらなのでご勘弁、当然合法!ノープロブレム)

到着空港のATISを聞くと Density Altitude 5500ft

 

教官じゃないので詳しく説明できないが、暑くて空気が膨張してエンジンパワーが著しく落ちるし、揚力も得られない

密度高度5500ftなんて荷物積んで燃料満タンじゃ上がれないぜ

 

そんな感じで飛んでると、遠くに山火事発見!

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飛びながら撮っているからクオリティは勘弁してください。自動操縦はないんでさ・・・

 

肉眼で見ると火も見える。

これだけ暑けりゃ山火事も起こるわな〜

 

気温45℃くらいの空港でテイクオフしたら、離陸速度で操縦桿をちょい引いたら失速警報が「ピッ」と鳴った

「ヤバイ、Abort Takeoffか?」(離陸中止か)

しかし、目の端に滑走路横の数字の4が見えた、つまりRemain runway length(滑走路の残りの長さ4000フィート)

行ける! FULL POWER続行!(教官判断もあり)

 

Airspeedを上げて少し浮かしてNoseを下げて速度をつけて少し引くと、ゆっくり上がる。

砂漠で障害物ないから大丈夫。

 

昔グランドキャニオンのコーパイ時代に、暑くて上がらず

「うわああ、車輪が木の枝(上の方)に当たるぜぇぇぇ」と思うようなテイクオフしたのを覚えているが、それにくらべりゃ大丈夫。

無理はしないので安全です!ノープロブレム。

 

やはり訓練飛行はこの時期向かないな、

私が操縦している機体は1977年製造

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40年前の機体がフツーに空を飛んでいるのに、車は10年で古くなり処分する人が多いのはなぜだろう。

あ~こういう飛行機 欲しいな、1機買いたいな~

 

オーナー機、自分の機体で飛ぶ、一生に一度、自分の飛行機持つのも悪くないな・・・

48℃は上がらない

今日のフライト

離陸前のコクピットで気温チェック

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うわああ華氏だけど120℃近いぜ

 

もう一度重量計算しないとまずい、

燃料32ガロン、 往復で四時間は飛べる。乗る人の重量、性能表を見て empty weight に重量を足すと最大離陸重量ギリ。

まあ行けるでしょう

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ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ

 

ファイナルアプローチで砂漠の上昇気流にあいパワー下げても、下から風の突き上げをくらい高度処理が間に合わず

(インチキパイロットだから私は下手なんで)

 

Sターンで写真中央のランウェイへ

(Sターンすれば直線より距離を稼げるから、その間に高度を下げられる)

上空でATIS(空港情報)を取ると、

 

「Temperature and due point Missing 」

(気温と露点温度 測れません)

そ、そんなことあんの?初めて聞いたわ、針が振り切れるほど熱いのか

 

着陸して、暑いからタキシング中に窓を開けると

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ドライヤーの風みたいなのしか来ません、

ぜーんぜん涼しくない

ビクタービル空港の気温48℃ だけどドライだから日本の夏よりいいぜ。汗かかない、ジトッとしないぜ

 

離陸時より燃料減っているから、計算ではギリギリ上がれるけど、

上昇率がめちゃくちゃ悪いだろうな

 

猿でも飛べる

訓練も終盤に

フライトコンピュータで計算

(コンピュータ って言っても、この計算尺)

もうすっかり忘れて ダメダメです。上空でも使う

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昔の教官に言われた言葉を思い出す。

「100時間飛べば猿でもパイロット」

つまり100時間飛べば、誰でも飛べる

 

しかし、飛びながら、無線やりながら、地図見て航法やりながら、フライトコンピュータで計算して偏流修正したり、いろいろやる。

これが忙しい空域だとめちゃくちゃ大変だけど、自分が飛んでいる感覚がありおもしろいんだな

 

ワンマンパイロットで気軽に飛ぶのはサイコーであります。もっと飛ばなきゃな

 

しかし空域複雑 ルールも忘れているから頭の中をアップデートしないといけない

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さらにチャート(航空地図)の細かい字が見づらいのでフライトプランを組むにはリーディンググラス使用するしかない

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そんでいざ飛ぼうとすると

「100時間点検終わったところだから今エンジンしめるからちょい待って」

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エンジンカバー待ちであります。

 

駐機場で待っていると

隣には20代の頃 グランドキャニオン行きでコーパイやってた時に できればあまり乗りたくない機種だったPA31パイパーチーフテンが

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他機に比べて遅い、パワーがない、与圧してないから高い高度上がれない(積乱雲を避けて飛ぶ)、オートパイロットなし(当時は)だけどコスト安いから会社は使いたがった

 

逆にコーパイで行くなら楽な機体はCessna421 Golden Eagle

早いしパワーある。高度も上がれる。

まあワンマンでも飛ばせるけど、二人いた方が楽なわけよ。

 

エアラインの飛ぶのが好きなPilotが言うには 自由に飛べて

飛んでる実感があるのはこの辺の機体で、給料同じなら、こういうの乗りたいという人もわりといる。

いろんな機能がないぶん、飛んでいる実感はジェットに比べてあるんだそうな