ピッコロ0900 Show-up

お世話になっているキャプテンから、 「ピッコロに0900にショーアップね」という指令が JST0900は日本時間9:00にショーアップ(集合)で飛行機用語だが ピッコロって何?どこ? と思いチャート(航空地図)を見ると 茨城県美浦村 霞ヶ浦のほとりに錨のマークで PICCOLO とある そんなふざけた名前の場所だが、行くと 「元 帝国海軍 鹿島航空基地」のあと地で 施設がめちゃくちゃ残っていて、ピッコロは当時の航空隊(水上機)のスロープを使用 ここです。 まずは、この写真を撮る前に秘密の格納庫から機体を出して、飛べるまでにする作業があり、 私はフロートの中の水を抜く係りで、手動ポンプをシュコシュコやったので、筋肉痛間違いなし ここはWikipediaによると、1944年 日本海軍「瑞雲」水上偵察機でここで訓練が行われ、 訓練が終わると「晴嵐」に乗って本任務につくようだ。 さらにはここから沖縄の特攻にも出ていたというし、カタパルト跡もあるそうで   地元の人いわく 「二式大艇」がこのそばに沈んでいるという噂もあるそうで、大戦機は私は専門外だが、 その方は十和田湖から引き上げられた「一式陸攻」のレストアにもかかわっている方なので、その可能性もあるのかもしれない   まああと50年早く産まれていたら、ここで訓練生だったかもしれないので、今平和に飛べるのを ありがたく思わざるを得ない そんでこの機体は、当時は敵国の機体ではあるが、ここは仕方ない   尾翼にCUBと書かれているように パイパー(メーカー名)のカブ 初代カブは1938年に初飛行していらい、2万機以上が製造された名機 さらには、改良型スーパーカブになり、さらに製造、当機は私の調べが正しければ1989年型 スーパーカブっても、HONDAのスーパーカブではない(笑) 機体はめちゃくちゃ軽く簡素な作りだが、こんなのを1930年代に製造して、多少改良して今も飛んでいるって アメリカの航空先進国の強さを感じざるを得ない また国産ジェット旅客機を製造するというニュースが最近出たが、こういうジェネアビ […]

経歴詐称ではないが、学校がもうない

メディアでアメリカで詐欺を行った容疑者が 学歴詐称という報道がされているが 自分の場合は?と思うと 詐称はしていないが すでに在籍していた飛行学校がかなり前に消滅してしまっている。 Pan Pacific Air Academy というカリフォルニア州ロングビーチのフライトスクールで、 日本で現在機長でバリバリ活躍している先輩、後輩の仲間も大勢いるが、問い合わせても学校がないし WEBができる前なので、ネットで調べても出てこない まさに経歴詐称みたいじゃんね(笑) C150 Solo クロスカントリー (単独 ひとりぼっちで遠くまで飛ぶ) 東京から広島に行って着陸後、南紀白浜へ飛んで東京へ帰ってくるみたいな距離 さらには、その後勤務していた CRYSTAL AIR AVIATIONという会社も メインのプライベートジェット CL601チャレンジャーを落として会社倒産 社長は行方不明 こちらも同じく、WEBで調べると CL601チャレンジャーの事故報道が出るくらいで 当時の仲間や名刺はあるけど、在籍の証明ができない。 これがオフィス、1階のガラスに社名が書かれている。左が墜落したCL601チャレンジャー そう考えると、経歴を証明するって難しいよな・・・ 元同僚の口コミと証拠写真、名刺、IDカードくらいしかないぜ。   皆さんは経歴証明できますか?まあ学校出てちゃんとした大きい会社に入っていれば問題ないけどさ

MITSUBISHI ZERO データ化

旅客機は専門範囲なので、やれB737-300だの、A330-200だの見れば分かるが 古い機体や軍用機は専門外 しかし、昔から軍用機は熱心に撮っていないが、珍しそうなものがあるととりあえず撮っておいた こちらは2000年にモハビにフライトして隣に止まっていた機体を撮影 ゼロ戦っぽいけど、アメリカにはT6をゼロ戦色にして、AIR SHOWで飛ばして、アメリカ軍機と空中戦デモを行い 日本軍機がやられるというパターンが往々にしてあり、日本人としてはビミョーな気分になるので 似せた機体なのかゼロ戦のホンモノか見ても専門外のため分からないのであった。 なお機体番号はめちゃくちゃ小さく水平尾翼の下に書かれていて、N533TT Nレジ(アメリカ籍)のゼロ戦(かもしれない)   そんで最近ゼロ戦のライセンスを持つB787パイロットにお世話になっていて、先日食事に行った際に 「もしかしてお乗りになっているゼロ戦ってN533TTですか?」と尋ね写真を見せると 「おお、これ僕がキャマリロから○○(地名を忘れた)までフェリーした機体で、今はミネソタかどこかのお金持ちが購入した機体です」 24年前に撮影した機体を最近近所のパイロットがフェリーしていて、ホンモノのゼロ戦だそうで 日本にも来た事があるゼロ戦だそうな ちなみに翼端はウイングレットではなく、艦載機なので折れ曲がっているのか?と思いきや エレベーターで空母の下に下す際にエレベーターの幅に合わせて、折れるようになっているとの事 日本には飛べるゼロ戦はないけど、アメリカには飛べるゼロ戦がある まあゼロ戦をJAナンバーで飛ばしたら「戦争反対」なんて声も聞こえてきそうだが、 航空文化、航空大国アメリカとの差をこんなところでも感じます。

今日の一枚 コンステレーションN73544

ロッキード社の機体は星やギリシャ神話にまつわる愛称をつけていて 旅客機だとL1011トライスター P-3 オライオン(日本語だとオリオン座のオリオン) C-130 ハーキュリーズ(ヘラクレス) L-188 エレクトラ などがあるが、 最も美しい旅客機と言われた L-049 コンステレーション(星座) 型式は749だの1049だのバージョンが変わるたびに型が変わるが、一貫して愛称はコンステレーションを使用 カリフォルニア在住時の1994年キャマリロという空港で屋根の上で機体を洗っている人に撮影許可をもらい撮影 しかしこの機体の屋根の上はあぶねえよ! 機体番号N73544 軍用機塗装でパッとしないし、この機体飛ぶのかな? と思っていたら1998年 オンタリオ空港にてN73544 キレイな塗装になっているし、しかも飛んできているし 製造は1955年、このときすでに40年選手 キャマリロ(地名)コニー(コンステレーションの愛称) Queen of the Skies 空の女王と書かれている いや~カッコいいじゃん 美しいじゃん! その後アリゾナで何度か見かけて撮影するも、この機体は美しく世界で飛べる最後のコンステレーションとあって 募金が集まり(私も出した) 欧州にわたり、ブライトリング(時計)の広告機に そんで2017年にスイスで再会した さらに今はどうなっているのか調べたら、現在売りに出ているらしく やはりこの手の機体を維持するのは費用もめちゃくちゃかかるのだろう。 […]

空の港のありがとう 沖縄国際映画祭

日曜日は沖縄国際映画祭へ 成田空港が舞台の「空の港のありがとう」 制作委員会のメンバーとしてレッドカーペットを歩く機会に恵まれた オフィシャル写真 中央は成田市長 左は主演の清水美沙さん Yahooニュースにも掲載された https://news.yahoo.co.jp/articles/bf6c7d9534f0fc7912467f5ebe4fbadf19908b00 配信もされていたし WEBや新聞にも掲載された 5月の中旬より成田で公開開始 6月2日(予定)渋谷の映画館で飛行機ファンの日を用意計画中なので ぜひお越しください。詳細が決まり次第アップします。 成田空港の人員不足に切り込む社会派映画、でもなかなか感動するよ 空港で働くっていいよ~

今日の一枚 デハビランド ヘロン データ化

デハビランド・カナダと言えばDHCで有名な カナダの航空機メーカーで DHC8-Q400などで日本でも知られている。 でも「カナダ」がつかない時代の「デハビランド」はイギリスのメーカーで 旅客機も作っていた 2000年くらいまで、アメリカの空港巡りで2-3度出会い撮影したことがあり、当時はまだデハビランド機が残っていた 機体番号 N585PR 1956年製造 デハビランド・ヘロン 日本でも東亜航空が1960年前後に飛んでいた機体で、調べると福岡と広島に現存する機体(もちろん飛べない)があるそうで 今回これを書くにあたり、福岡の機体は公園にあるので良いとして、広島の機体(正確にはヘロンの仲間のタウロン) は朽ち果てそうで、今ならクラウドファンディングで救ったりできないだろうか?なんて思うが 日本人は基本JAL/ANAでないとウケないのと、ジェット旅客機でないと興味ない人が多いから厳しいかもしれない。 ちなみに広島のタウロンは田舎のクリーニング屋さん工場の屋上にあるようで、元JASの前身の東亜国内航空のさらに前の会社で使われていたシップ 四発エンジン 製造は149機 旅客数最大14名 上の写真の撮影場所はプエルトリコの Fernando Luis Ribas Dominicci 空港というところで そもそもプエルトリコなんか行く日本人はレアだが、飛行機撮りに私は行った。このプエルトリコのサンファン(治安がかなりビミョー)撮影で、 ついでに近所の空港探検もした際に出会った一枚である。 2000年撮影なので製造から50年くらいは経過しているが、当時はまだこんな初期のエアライナーとも出会うことができた。

パイロットシャツがキツイぜ

この日は那覇空港からフェリーフライトのATC(無線係)と多少の操縦 というか、自分では飛ばせないクラスの機体なので、機体に慣れるというありがたい経験をさせていただけるので那覇へ キャプテンとミートする間に撮影していると お!天気悪いけどA220じゃん 那覇線に投入していたのか、さすがKEさん、いい機体導入してんな~久しぶりに撮影したな 最近欧州でも増えているしアメリカもデルタが導入しているし、評判上々 この小さなサイズがMRJ/スペースジェットになるはずだったのに残念 お隣ではファミリーが、水平尾翼が左右長さが違うと大騒ぎしているが 確かに左の方が長く見える、見えるね!でも錯覚です。 まあ斜めに取り付けられているからそう見えるんだよね 「おかしいよ、あの飛行機大丈夫か!」と大騒ぎ でも大丈夫です。 そんでキャプテンが来る前に、ウェザーをとって、出発ルートを確認。 キャプテンがショーアップすると、地上天気、想定される使用滑走路を報告!   あとは駐機場に行き、エンジンカバーを外しプリフライトチェックをして 給油を待つ間に撮影するが 今回パイロットシャツで来るようにとキャプテンから指示があり、 久しぶりにパイロットシャツを着るとキツイ、ダイエットしないとまずいぜ 下はパイロットズボン(葬式の喪服のズボン)を着て行ったが、まあ制限エリア内なのでランプパスがない さらに客じゃないので「ユニフォームド・クルー」とよくアメリカの空港なんかに書かれているからパイロットシャツの方が何事もスムーズ 出入口でライセンスを警備員に見せるし そんなエリアからのフライトでした。    

失敗したら一億円

ヘリのライセンスをとったのは良いが、アメリカだとレシプロ機もジェットヘリも乗れる資格だが、日本のライセンスに切り替えたら、試験に使用した機体のライセンスになる 私の場合 陸上単発レシプロ という等級限定 そんで最近タービン(要するにジェット)ヘリに乗せてもらうことが多く エンジンスタートが 「チッチッチッチッチッ・・・ブゥォォォォォォ~、キュイィィィィン~」というスタート音で脳がとろけそうになり、乗せてもらった際にエンジンスタートにTRY ・バッテリーボルト確認 ・エンジン温度確認(低くないとダメ) ・スタータースイッチ始動 ・N1タービン15%  ・着火!(燃料投入) ・MGT(排気温度確認)ここで上昇しすぎたら、燃料レバーを至急カットして供給を止める これ、ミスしたら冗談抜きで修理代1億円! 壊しても、誰も私に修理代の一億円貸してくれないだろう こんなの販売していいのか?と思ったら、 ジェット機も少し古いヤツ(FADECなし)は同じでパイロットがエンジンスタートをミスったら大損害だそうな そんな事を考えたら、エンジンスタートが怖くなり、やっている最中は 「脳みそがとろけた音」なんて聴くは余裕は全くなしになった あ~あ、フライトジャケットにエアウルフ(1980年代のアメリカのヘリドラマ)のパッチつけて エアウルフのテーマ曲を流しながら岡南飛行場での訓練に励んでいた二年前 想定よりもジェットヘリのエンジンスタートはミスが本気で怖く(高価なエアバスヘリはミスしないシステムがある) 隣で聴いている分には最高だが、自分でエンジンスタートやると脳みそとろける事はなさそうです。 乗せてもらう方が楽しいかもしれない(笑) この世で最も甘美なサウンドと思っただんだけどな~ 二番目のいい音はフェラーリの高回転サウンドかな・・・ それよりジェットヘリのエンジンスタートはしびれるぜ!

鉄道ファンフォトコンテスト2024審査員

この度 鉄道ファン/キヤノンフォトコンテスト審査員をやらせていただく事に 鉄道は詳しくないが、下町の学習院と呼ばれる名門校出身なので、国鉄時代までは多少の知識がある この写真もモノレールが写っているでしょ という事で鉄道ファンフォトコンテストご応募よろしくお願いします。

ヤマト3号機到着

AM7時着なのでヨロシク という案件で AM6時に起きてフライトレーダーをチェックすると、もう大阪沖の太平洋上にいる 想定よりも早着しそうだ フライトレーダーにはヤマト機ではなく、その機体番号の古い写真ATRが出ているが、これだろう そんで管制はB滑走路に行けというが、パイロットはA滑走路に行きたいんだけどという よくある押し問答の末に(こちらは撮影ポイントが数キロ変わるため、移動できるかできないかの問題がありハラハラする) 機体番号F-WTBZ これからJA83YAになるヤマト3号機が到着 とりあえずこれでヤマトは3機がそろった。 朝6時代に離陸した機体もあり、このヤマトの飛行機 2024年トラック問題の解消になればいいよね