身体で知っていただくしか

飛行機仲間で、操縦にも詳しいW氏

私が飛んでいるのをブログなどで見て

「なんで、Waypoint(計器飛行などで使用する通過地点)で飛んでいる場所を言わないんですか?」

 

という質問をされたことがあり、

 

日本はヒコーキ=エアライン しか身近ではないので、ご本人も飛んでみたいと言うし

操縦の話や三次元の飛行の話をしても、フツーは分からない

 

なので、

「口で言って分からなければ、身体で教えてやろうじゃないか」(笑)

というヤクザみたいな理屈で、岡南飛行場にお連れして、飛んでもらうことに

 

もちろん、操縦練習許可証と(訓練生の場合必要はないが、あるにこしたことはない)航空無線の資格

をすでに取得している。

写真はイメージ

管制塔との無線のやり取りもバッチリ勉強して、YouTubeもさんざん見てきたW氏

が、しかし

ベテラン教官に

「行く方向分かっているよね?」

「どっち向いて飛んでんの?」

「高度は?」

「ヘディング(針路)がずれてるよ」

などなど、三次元の世界を体験していただき、

 

ヘロヘロ、ボロボロ(笑)

もう無線なんか二の次ですよ・・・飛ばすだけで・・・

 

まあ、管制塔とコンタクト(通信)できたし、上出来でしょう。

飛べば毎回何かしらあるが、

「訓練空域が、行きと帰りで1時間くらいしか差がないのに、全然コンディションが違うんですよ・・・」

とか

「離陸でどれだけラダーを踏んだら分からないので、ランウェイ(滑走路)はみ出しそうでしたよ!」

「操縦桿を引いて離陸したんじゃなくて、気がついたら勝手に飛行機が浮いてました」(笑)

 

いくら人のYouTube映像を見ようが、シミュレーターやろうが、実機は別!

身体で体験してもらえて良かったぜ!

 

人生しょせん思い出作り、

自分の操縦で瀬戸大橋上を飛べて感動?されたようで、

私は航空の発展のために空をもっと自由に飛べる環境を作りたいと思う、

なので、遊びでも飛べる人を増やしていきたいので、興味がある方は私に会ったときにでも

声をかけてください。

 

実機よ実機!空を飛ぶって楽しいよ~

知らない人に限って

「アメリカ行けば簡単にヒコーキの免許取れるんですよね」

と言うが、「じゃ、オメーやってみろよ」と言いたくなる。

それくらい三次元の世界は別世界だぜ!

楽しいよ~