紙の時代じゃない

二年ぶりのアメリカでのフライト

しかも久しぶりに、ナビゲーションログ(航法計画)、天気調査、ウェイトアンドバランスなど、

試験で聞かれるので、アメリカで飛ぶ準備をちゃんとやっている。

まずは

・ナビゲーションログ

え、ジャパンでは、まだ紙のチャート(飛行地図)を使ってんのか?Ipad持ってきてないのか?

「日本じゃ、公式にIpadとかで飛んじゃダメだぜ」(エアラインは認可されていると思う)

オー、ジャパニーズ 古いぜ、こちらはFAA(連邦航空局)アプルーブド(認可)されて、みんなIpadやデバイスで飛んでるぜ

ここが一番驚いたぜ!

右下の借りたIpadに地図を出して、自機の位置も出る、これなら迷わない。安全!当然、拡大もできる。

日本でも認可になれば良いけど、昔を知る私としては「電源切れたりしたら、最後はオールドファッションな紙の地図」とも思うが、ナイトフライトでは便利。

正直チェックリストが  老眼で 暗くて見えねえし・・・と思ったし

・天気解析

「ウェザーをとるには、どのアプリを使ってますか?」

アプリ? え、試験でアプリ使っていいのか?良いとのこと

私が受けたパイロットライセンスの試験では、気象に電話をして、

「〇〇~〇〇に行きます、予定高度はこれ、時間は●●時」と言うと、天気概況を喋ってくれる=これが聴き取れないと、英語力なし=試験できない だが今は違うようで楽になった

・ウェイト&バランス(重量計算)

私がパイロットライセンスをとったときは当然、手計算だったが(Excelがない時代だった)

「このExcelの表を使って、入力するだけね」

とすげえ簡単に!

パイロットライセンス試験も時代の流れで変化しているわけね

この日の驚き

タクシーウェイWというところで、難しい科目の訓練をしているのだが、

離陸してトラフィックパターン(離着陸訓練の空港周辺コース)をまわる際に、管制塔と交信をすると

ふつうは Olimpia Tower 機体番号 Ready for Departure at Taxiway W, Request Right Closed Traffic.などと言うが

そんな難しいことは言うな

「On the GO!」 だけだ!

オンザゴー?On the go って直訳すると

「行きまーす!」みたいなノリだぜ

例えば「羽田タワー、N8223T(機体番号)行きまーす!」って

アムロ行きまーす。みないに、ガンダムじゃないんだから・・・

管制に「行きます」だけはねえだろ・・・怒られるだろ。

あ、でもサンダーバードも

「サンダーバード is GO!」とか言っているな・・・でもあれは管制はないしな

(笑)