機体投資もあり

たまに当ブログでも登場する、謎のサラリーマンS氏 そのS氏からついこの前にまた連絡が・・・

「師匠(注:S氏は何故か僕のことを何時も師匠と呼んでいる)、お盆休みに匠航空がサイテーション(注:セスナ社のプライベートジェット)を下地島まで飛ばすと言うから、那覇まで便乗してきたよ!」と・・笑

こんな事がサラッと普通に口に出る時点でもう相当ぶっ飛んでいる人なんだが、話はさらに飛躍して「たまたまK教官がキャプテンで飛んでくれるっていうんで、少しだけ訓練飛行してきたんだけど、やっぱりヘリも飛行機もジェットは違うわ」・・・

因みに若干補足説明すると、ライセンスは固定翼・回転翼、レシプロ・タービン、その上N類など、ライセンスに規定されたカテゴリーしか乗れないものの、操縦訓練許可は横に教育技能証明保有のパイロット(要するに教官)が同乗すれば、訓練生の登録等が必要なものの、この許可でヘリなら小さいのはR22大きいのは365やスーパーピューマ、固定翼ならセスナ172程度の単発レシプロから、機体と教官さえ揃えばガルフでも操縦できてしまうというのだ! 

なのでS氏の様に「どうせソロで飛ばないし、そんなにストイックに急いでライセンスを取るわけじゃないから、暫くは訓練で飛ぶだけだからこれで良いんだ」という人も居られる  

たまにヘリにも乗るS氏曰く「ヘリ以上定期便以下の高度から見る景色は新鮮だった」と・・・ こんなこと実際飛んでみなきゃ解らないし、興味の無い人には関係ないことだけど、空の愛好家としてはその言葉は凄く重い で、S氏は余程今回のサイテーションの操縦訓練が気に入ったのか、話は更に続き

「RAOHの自家用スポットでグランドハンドリングを待ってたら、真横に次から次へと定期便がタキシングしてくるんだけど、JALの操縦士さんがコックピットからこちらに向かって先に頭下げてくれるんだ!これって何か凄く気分が良くて、曲がりなりにパイロットの末席に自分も居るんだという感じがして凄く良かったわ」、

「ROAHへのアプローチのK教官の操縦を真横で見てたけど、後ろからこちらより速度の速いJALの350に煽られて(煽ってないけど)コントロールに苦労されてたわ」 っと話が止まらない(笑)

S氏は仕事の関係で那覇で降りて次の日(つまり1泊2日!)で帰りはJALの350のファーストクラスに乗って帰ったらしいのだが、担当するCAさんに「RAOAのファイナルで後ろからおたく(JAL)の350にお尻あおられて焦ったよ」と動画見せたりして上機嫌で話してたそうな・・・    

こういう話って某クレジットカードのCMじゃないけど「PRICELESS」な実体験 で最後にS氏が「サイテーションの区分所有が3000万単位で売りに出てるけど、師匠どう?」

「3000万でフェラーリ買ってもお金は産まないけど、サイテーションの区分所有ならリース料でフェラーリのローンの半分くらいは賄えるよ」と ???と思って聞いてみると、フェラーリの認定中古車って車種にもよるけど残価が3年で75%位なので、(保険維持費などは別)、

流石に全額をサイテーションのリース代等では賄えないけど、何やかんやでそこそこは賄えるかも。」

車は買ったら車だけ・・。でもそのお金でヘリや飛行機買ったら、たまには自分も操縦できてリース料でフェラーリが買える? 不動産投資や投資信託も良いけど、趣味と実益を考えたら航空機を買うのは悪くない? と、

そんな私もS氏の囁きでヘリを買ってから3年、今は買い替えて2機目の機体に変わったけど、確かに投資という金銭的以上の収穫が多いのも確か。 別にリース料でスポーツカーを買わなくてもライセンスの費用の充当するも良し・・ う~ん、飛行機の世界は別の件でも奥が深い・・

神戸空港でヘリからサイテーションに乗り換え

機内(後ろ席)ではこんな事も、もちろん操縦するS氏は飲めないけど

途中、熊本空港に降りてランチ

右席で操縦訓練

与論で給油 与論空港は滑走路が短くてFULLフュエル&フルパッセンジャーでは上がれないので、

何人かはここで迎えのヘリで沖縄本島恩納へ(那覇迄飛んで那覇からヘリより速い)

那覇空港プライベート機スポット到着