矢面に立つパイロット

チェックライド(試験)も合格し、少しフライト経験もできたので、そろそろ古巣のロサンゼルスへと移動するとしよう。

 

フライトはシアトル発ロサンゼルス行のアメリカン航空エムブラエル機

 

着席し、まもなく出発か、と思いきや

「えーっ、右のアクチュエータのトラブルにより当機は遅れます。10分ほどで治る予定です」

こういう時は怪しい・・・

 

その後、「機体は修理できないので降りてロビーでお待ちください」となったが、この際に

キャプテンがカウンターのマイクを持ち、

「質問があれば私に聞いてください」と言った。

 

アメリカン航空(運航はスカイウエスト)すげえな、

キャプテンの心意気が素晴らしい

 

しかも、自分から搭乗待合室をまわり、質問はないですか?と聞いてまわる、

文句も言われるだろうに、自ら進んで出ていくキャプテン

これだけでアメリカン航空の印象がよくなるぜ

 

が。しかし 1時間後

そもそもAM11時前の出発だが「出発時刻が決まりました、20:30になります」

って、結果スケジュールからは10時間遅れ

今から8時間半後 って、そりゃないぜ、しかも確実に飛ぶ保証はない

(案の定、出発が遅れていた)

 

LAに着いたら深夜だぜ・・・

 

さすがにカウンターに人が殺到、振替をリクエストとなる

 

だが、ロサンゼルス行きはベースのアラスカ航空を含めて満席

「バーバンク行きなら14:30があるよ」

(東京で言う茨城空港みたいなところ、郊外だが空港が小さいので乗り降りは便利)

バーバンクは客室乗務員としてBAe146に乗務したこともあるので、よく知っている。

 

その場で、LA在住の昔の飛行学校同期に電話し、

 

「頼むからバーバンクに夕方迎えに来て」とリクエスト

撮影機材が多いので預け荷物が無料なファーストクラスを予約していたのに、

エコノミークラスのミドルマンになり、アラスカ航空でバーバンクへと飛んだのであった。

なお、ファーストクラスからエコノミークラスへダウングレードしたので、

返金手続きを行うが、WEBで自分で手続きとちょっと面倒なアメリカン航空であった。

なおシアトル空港ターミナル内のお気に入りの撮影ポイントは手前に柵ができて撮れない状態に

仕方ないからガラス越しに狙えるところを探す