オフィシャルは何でも屋

おいしい庄内空港で、複数の山形の飛行機ファンの方々から声をかけていただいた。

皆さん、これからいつでも撮れるのに、やはり初便を撮りたいのか、展望デッキは人だかり、新潟から来られた方もいて、庄内空港にとっては10年以上ぶりか?新規就航、新路線なので盛り上がっていた

展望デッキは柵も低く、コンディション抜群。視程もGOOD、山もクリアに見える。

オフィシャル撮影というと、「いいですね~」と言われることも多いが、失敗は許されない、さらにはセレモニーとか地味な撮影がメイン

すぐにWEBなどで使いたいから、露出もドンピシャで合わせなきゃいけないが、ポジフィルム時代からプロカメラマンだったので、そのあたりはノープロブレム。

セレモニーも目線をもらい、お土産を配るところや、カウンターまわり、VIPなど細かく記録、

今回は山形県知事や観光庁の偉い方も来るし、商工会議所や市長、町長などVIPも多し

放水の位置も、ここで良いか?など一般のお客様にも見やすい場所、撮りやすい位置などに事前打ち合わせを行いアドバイスもさせていただく、

今回がそういうわけではないが、到着も私の無線を元に、広報の方が動くことも多いし、他のメディアに到着方向を伝える。

ここでちょっと詳しい方は、「知りえた情報を他の人に言っていいのか?」と法律の正論を言うこともあるが

業務であるし、そもそもこの無線法はゆる~い感じ、というのも空港オペレーションも無線を聞いてアナウンスをしたり、指示を出したりもする。これをダメと言うと、すげえみんな困ることになるし仕事にならなくなる。

さらには、ゆるい理由は、PILOTライセンサーなら習うが、この法律に反してというか、飛行機は遭難があるため「なるべく多くの人が無線を聞いていた方が良い」、というもの、なのでそこらへんは「ふわっ」とした感じじゃなきゃまずいわけ

なので複数無線機があるときは、一つの無線機を緊急周波数に合わせて聞いていた(私がアメリカで飛んでいた頃は)し教官にもそう習った。

灼熱のランプでも撮影し、その場で仮納品=1時間後にはオフィシャルのプレスリリースとなり、WEBニュースや夕刊などに写真が使用される。

なかなかプレッシャーがあるし、何度やっても多少は緊張するが、大勢の方が努力して最後に新路線が開設した、模様と就航イベントの最後の美味しいところを裏も含めて見させていただけるので、おもしろいからやっている。

まあ、オフィシャルカメラマンよりもジェッ太君とか、着ぐるみに入る方が暑くて大変だぜ。

まあこちらも汗だく、ドロドロで控室に戻り、こちらは汗臭そうなのに、広報の若い女性に真横でパソコンモニターを見て、写真をセレクトするもの変な意味で「すいません臭いので」といろいろ拭きふきするが、それでも気を使うし、その場で画像処理しなきゃいけないし、美味しいところだけを撮るだけじゃないのが、オフィシャルカメラマンってわけよ。