Sling アナログと集合計器

最近、アメリカをはじめ安価で性能が良い訓練機として評判のコレ

Sling に乗ってみた。

この機体 G7各国が認めているけど、日本だけ認めていない

国土交通省は「飛行機」というカテゴリーに入らないとしている。

 

まあLSA ライトスポーツエアクラフトというのだが、普通にヒコーキと何ら変わらない

仲間がいろいろと国土交通省に折衝を重ねているが現時点でNG

ちなみに燃費はセスナ172の1/3なので、運航コストが良い

 

後輩で国土交通省航空局とよく折衝している日本のエアラインの役職付き機長に

「この機体、日本に入れられないの?何かアイデアないのか?」と聞くと

 

「CAB(航空局)は飛行機として認めないって言っているんですよね、じゃあ飛行機じゃないから

免許なしで飛んでもいいって事ですよね?」

 

「いやいや、そういう事じゃねえだろ(笑)」

コクピット見てよ

これですよ、コレ!集合計器

私はアナログ計器で訓練していた人なので下の方が目がすぐに行く

ただし、アナログからデジタル計器にはすぐに行けるけど、逆は難易度が高いようで

後輩の30代 B737-800のファーストオフィサーなんか、最初の訓練のセスナ172からデジタルなんで、

アナログ計器見られません・・・という時代に

 

飛ぶ人は分かるがこの計器で

「ボールが飛んでる(横滑り)、ちゃんとボール見て」と言われても

ボールってどこよ???となるし

「VSI(昇降計)降下率は?」と言われても、VSI(昇降計)ってどれ?

となる(笑)がすぐになれる

熊本でお世話になっている日本一A320に乗っているというキャプテンも、

デジタルには慣れるがアナログには戻れないと言っているので、正しいと思う

 

話は戻るが、Sling、こういうのが日本で製造できないもんか?

これはちなみに南アフリカ製 でもバカにしてはいけない。

スペースジェットが作れない日本、調子が良く評価も高いブラジルのエムブラエル 

技術のニッポン! なんとかしようぜ!

なお、この機体、オートパイロットも優秀です。

機体価格も安価、

もう古いセスナで飛ぶ時代じゃないよ

 

空飛ぶ車も考えられているので、このLSAカテゴリーも遅いけど

日本でも認可されるのでは