低く飛んでOK

飛行機のPilotなので(今のところ)フライトプランを作成しても3000ft以上、まあ10000ft未満の高度ばかりが当たり前になっている。

山の高さも避けられるし、万が一の緊急時も降りる前にいろいろ、エンジン再スタートとか、着陸場所を見つけるとか、

高度があった方ができる事がある。

だが、ヘリはだいたい3000ft以下を飛ぶ、

素朴な質問で教官に「雲がなければ、上がった方が安全だと思います、

万一の際は緊急操作もいろいろできますし、不時着場所も選べます」と言うと

「上がったら、降りなきゃいかんでしょ」(笑)まあそりゃそうだ

緊急時にヘリの安全というのは、早く地上に降りることなんです。昔の農薬散布のヘリでトラブルがあっても助かったケースは、低高度、低速で早く降りてます。なので、必要以上に高く飛ぶ必要はありません。

なるほど~、同じ飛ぶ物でも考え方が違うぜ!

確かに、万一のエンジンフェイルのときは「オートローテーション」という滑空しながら距離を稼ぐテクニックに速やかに入るのだが、私の腕だとできるのか怪しいのと、

とりあえず両手両足使用(片時も離せず)体制なので、緊急操作手順には、余裕があればサーキットブレーカーを抜けだの、燃料バルブをOFFにしろだのemergency チェックリストに書いてあるけど、多分無理。

だったら早く降りた方が安全である。

さらには日本で飛ぶのに慣れていないので、

「なんで(天気図)等圧線が縦なのに、風は横に吹いているの?」とか、気象、上の風と下の風の違い(低高度)が分かり、これは撮影に役に立つわ!

ウェザーニュースとWindyのアプリを飛ぶ前にチェックしながら、現場に行くと天気の違いが分かる。なるほど~

そんで、この日は午後からフライト訓練のため、朝一から岡山空港へ

なかなか撮影ポイント少ない(この時期)けど、地元の方に教えていただき感謝。