たくみな機材繰り

このところ撮影仕事で連日同じ便を狙っていると、今日はB777、昨日はB767、その前はA350と国内線だが毎日タイプが変わる。

需要に応じてというのは分かるが、国内航空会社勤務時代にオペレーションと機材繰りをちょっとかじった経験で言えば、ものすごいこと。

だってこのコロナ禍の状況で1か月以上前に機材繰り、乗員繰りを決めて座席を販売、まあここまでは通常だが、最近は飛ばない機材もあるので、ずっと飛ばないと余計な整備が必要なので、それも考えて機材繰り。

この機体は、この日に整備でHNDに戻さないといけないとか、エンジンの残り時間が少ないとか、耐空検査もあるとかも考えるだろう。

私がいたコンチネンタル航空は 座席の販売、各バケット(各予約クラスの数)をMBAを持ったエリートのイールドマネジメントTEAMが、航空券の値段や座席(どれくらい安い席を出すか、同じエコノミーでも格安運賃もあればフルフェアもあり)を複雑に分析して配分していたが、機材が決まり今のコロナ禍でそれらをイールドマネジメントを行うのは至難の業だろう。そんな裏方のことをシップチェンジする機体を見ながら考えてみるのもなかなか楽しい。

写真はイメージで、最近ポジスキャンできていないので・・・