ネバーランドへ飛べ

この日の飛行訓練は「ネバーランドへ飛べ」というもの

ネバーランドとはマイケルジャクソン氏が作った遊園地兼自宅で今は絶賛売り出し中だが、目的地に行けるかはナビゲーション(航法)の腕にかかっている。

そこの最寄の空港は空港地図がオフィシャルに出ていないので、手書きしていくしかない

こんなの小さいし飛んでいたらこんなの見えない

空港の標高、トラフィックパターンの高度、ランウェイ方向、無線周波数、ランウェイの長さを手書きで大きく書いておく

そんで現地へと飛ぶ、

とりあえずVOR二つを使い距離と方角を算出、あとは地文航法でインサイト

ネバーランド上空 わりと手入れされて建物や駅も残っているな~

あとは燃料を入れて戻るだけだが、ナイトフライトの訓練も兼ねているので帰りは夕陽が沈む

途中Coastal Routeという抜け方を私がVORの方位を勘違いしてメモしたため、約10度ずれて進入してしまい管制に注意され、結局別ルートを指示されるというハプニング、いやミスがあったが、

原因1:雲が出てて目視ができなかった

原因2:VORの書き間違い、あとはFromインディケーションとかチャートを見て解説しなけりゃならないくらい専門的になりすぎるので省略

原因3:機体が「この機体ナイトやっていいのか?」ってくらい計器が見えねえ(暗い)&レディオがウィーク、

などなど、教官も老眼鏡を途中で落として、「ここ、どこおんねん」という状況にもなり

まあ知っている空域でもやはり三次元だし、LAは空も複雑なのでとりあえず法をおかすこともなく、「あとで管制塔に電話しろ」という状況にもならず(ヤバイ時はマジである)無事に視程が悪い中ランディング

今はGPS航法の時代にVOR二台で位置を割り出すなんてレトロだが、以前はADFやNDBも習ったよな~

そんなこんなでナイトフライトも無事終了、教官からサインももらえて一安心。

機長で飛べるぜ