ヒコーキから来た人は
当ブログは ヒコーキのライセンサー(免許持ち)や私大航空学科の学生さんなどからもメッセージをいただくので、 ヒコーキのライセンサー向けの情報も 私のようにヒコーキのパイロット資格を持っていて、ヘリコプターのパイロット資格を取ろうとする人は、教官や試験官が言うには メリット ・三次元の飛行感覚が見についている。 ・適切なときに適切な計器を読める ・空域やATCをはじめ、気象、航空法など基礎は当然理解している。 デメリット ・ミクスチャーをいじりたがる 飛行機は3000ftを超えたら、できるPILOTはミクスチャーを少し引いて、エンジンがブスブスいう手前をさぐり燃費をかせぎ、プラグがかぶらないようにする。 しかしヘリでミクスチャーは基本 DO NOT TOUCH(触るな)そもそも高度低いし、まあ灼熱や高高度だと一部例外もあるようだが、基本サワルナ! 飛行機と同じようにすると、即エンジン停止、オートローテーション=動力なしの緊急着陸となる。 ・飛行高度が高い ヒコーキでは「エンジンが停止したら安全に滑空できる高度で飛べ」と言うのが叩き込まれているので、巡行高度が高くなる 私も=ヘリの人は高度低いから怖いよ・・・ここでエンジン停止したら確実に死ぬぜ と常々思っていたが しかし、ヘリコプターのベテランPILOT、試験官クラスいわく 最近のヘリはエンジン停止の確率は0とは言わないが、0に近い、 それよりも、ギアボックス破損などヒコーキに比べて複雑な部品が多いため、そういうメカニカルトラブルがあり、そうなった場合は直ちに着陸 となると、高度は対地500~1500ftくらいが望ましい、との事 ちなみに、そのベテランパイロットは、ギアボックストラブルで警告灯が点灯、直ちに大学の庭に緊急着陸して助かったが、これは低い高度を飛んでいたからで、あと1000ft高かったら間に合わなかったかもしれないそうで、気象や揺れの場合にもよるが、私も巡行高度を高くとってしまうので、肝に銘じておこう。 ヘリの場合はトラブルが発生したら「1秒」でオートローテーション、緊急着陸態勢に入らないといけない コレ 本当です! そのくらい鍛えられる。