最近のNRT報告書 Vol1

先週のNRT、仲間より「アンカレッジからNRTへダイレクトで来るセスナサイテーションが来る」と入電、 サイテーションの550 の写真がフライトレーダーに出ていたので、ここで 「航続距離を考えればCE550が直行で飛べるはずはない、おかしい」と気づくべきだった。まあフェリーフライトは増槽タンクというチョイスもあるし、デスクワークがあったので出動せず。 が、しかし、こんなの来ました、というメッセージと共に写真が送られてきたのはSASスカンジナビア航空のB737-800塗り、 しまった!!! と思っていたら、エアバンドを聴いていると1時間もたたないうちにタワーに入電。「もしかしたら、いけるかも」と思いEF200-400mmを構えてベランダでスタンバイ。それがコレ N707HP こんなのがNRTに来るとは、すげえな アメリカは機体番号を使いまわすため、フライトレーダーには以前のN707HP CE550型機の写真になっていたというわけ、 なお上のどうみてもSAS塗りは、B737NGの668号機で、調べるとLN-RPR 以前のレジストレーションで、ラスパルパスで撮影済であった。つまりNRTで再会したというわけ。 そして最近来るAVIASTAR-TU コールサインは「ツポレフ」だけど、機体はBOEING757、元アメリカン航空で、アメリカン時代にも撮影済 午後はチェックしていないと、いろいろJAPAN、サウジアラビア、シンガポールなどいろんな塗りが来るエティハド航空、この日はイタリア塗り。 斜め後ろから撮らないと、絵柄が入らない おまけ:政治的コメントは航空以外は専門外なので言わない主義だが、 話題の森元会長は2016年に撮影していた(中央) スピーチは原稿を見ないで、前を見て話せる日本の政治家としては珍しい人でしゃべりも上手でした。 撮影環境、明暗差がありすぎ、さらにストロボはNGなのでキツイぜ~

駐機位置次第で

普段の撮影でも常に「仕事で使える写真」になるように撮っているが、コロナ禍になり難しい問題も 先日も朝、たまたま航空写真家の先輩とHNDのデッキでばったり会い 「どうですか、今日の並びは」という話に コロナ前までは朝第一ターミナルから第三ターミナル(国際線)を望むと、右がJAL、左がANAと駐機位置が分かれていた。下二枚2019年撮影 ANAは第二ターミナルに国際線が一部移るから、今後はANA機がT3は減るな という算段であったが、コロナ禍になり、駐機位置もぐちゃぐちゃに 結果:富士山がキレイに出る出ないよりも、背景に駐機してあるエアライン次第で使える写真になるかならないかが決まる。 下:ANAの写真をください、というオーダーでこれだとJAL機がいるのでNG、ただの記録写真でなんともならん あわせて、T3の左端の駐機場も重要、ANAばかりのときもあれば、JAL並びのときもあり、EKがいるときも 下:まあ羽田の国際化イメージにはなるけど、そうなるともっと外資がほしいし、まあ記録写真しかなりません・・・ この日はJAL並び、T3で背を向けているANAがいなけりゃ、アングル次第で使えるかも 別の日はT3にB737が斜め止め、ランプインではありません。中央の737はこの位置で駐機。もうなんでもありです。 こんな天気や機材繰りや、風向き、駐機位置など、 他力本願で仕事の成果が決まる、こういう仕事についてはいけません(笑) おまけ 羽田で撮影したセスナ・サイテーション680、この日はペトロパブラスカから飛来。この塗りはなかなかカッコイイな! SPECを見ると、Service ceiling: 47,000 ft (高度47000まで上昇可能)って、なかなかパフォーマンス良さそうな感じです。

懐かしの中国系エアラインA300

エアバスA300のポジフィルムをデータ化中、すると1990年NRT 中国民航 機体番号B-2306 翌年 同じ機体番号でNRT 中国東方航空が発足してこのカラーに 最近元このエアラインにいた方と仲良くさせていただいているが、航空会社コードが「MU」なので、ローマ字読みというか、そのままでMUだから 「ムー」のくせに と陰口をたたかれていたこともあったそうな(笑) 伊丹空港にて、今のスカイパークの場所だが、当時はただのどぶ川が流れていた。 名古屋空港にて、中国西北航空 中国民航分割でできたが結局上のMUに吸収された 尾翼は天女が地球を飛ぶ さらには、こちらも消えたエアライン 中国北方航空 死にそうに寒い北京空港で撮影 この辺のエアラインを覚えている人はもう少ないだろうな・・・

アメリカのCREWは強い

成田にて、仕事で米系エアラインのCREWとホテルのラウンジで打ち合わせ How is your Business?(最近仕事どう?) 「いや~昨年3月から9月までは飛べていなかったけど、そのあとは回復傾向かな」 解雇とかの心配はないの? 「Don’t worry about it」(心配ないさ)Aviation(航空)業界に就職したら仕事人生3回はクビや let go(解雇)はあたりまえさ、俺たちPilotだってそうさ、その間に他のやりたい事をやればいいんだよ。想定内だよ。 だから昨年飛べなかった半年はサーフィン三昧だったり、不動産の資格とるヤツもいたし、州空軍でF22乗るとか、KC135乗るとか、ウチのPILOTも人それぞれだよ。(彼らは普段でもNational Guard 州軍に属している人も多く、半分エアライン、半分軍用機乗務の人もいる) つまり、F22やKC135に乗り、あとはB777のCREWで定期便とか、日本じゃ「航空自衛隊に所属してF16乗りながら、半分はB787に乗ってます」とかありえないじゃん。 こういう機体のPILOT兼、エアバスやボーイングに乗ってますって、すげえな さすが、首になることが航空人生3度は当たり前と思うアメリカ人、肝が座っています。 下のKC135なら旅客機を飛ばせる人なら飛ばせそうだが、「Air Tankerもやるよ」との事(空中給油) 「昨日まで空中給油していて、今日は成田行のB787の乗務」とかもありえるわけだ。 が、しかし、 「成田のこのホテル、ゴーストが出るんだよ、だからPure salt(塩)を持ってきているんだ」と真顔で弱気な発言、 それがオチでconversation is over (話は終了) しました。 笑

2019はバブルでした

成田空港乗り入れエアラインの案内、かなりの数の航空会社が乗り入れています。 が、それは2019年までの話で、2019年は考えてみれば 「もうすぐオリンピック」「羽田第二ターミナル国際線供用開始」「各社増便」「新路線就航」などなど、航空業界はイケイケで人が足りません。 というのが常識 ハンドリングなどは日本人だけじゃ足りないので、外国人労働者もWELCOMEという状態であった。 乗り入れエアラインも 成田~ヌルスルタン線定期就航 とか需要あるの?どんな人が乗るんだろうか?採算は?日本人観光客で行く人いるの?とか いきなり中国のレアなエアラインが就航するとか、すさまじい状態に B747-400もまだ多くあったし、こんな並びもう貴重です。 LCCも元気だったし A330NEO 先日成田空港勤務の仲間と話すと 「給料下がりまくって手取り一桁ですよ、生活キツイです」 とぼやいていた、寮はあるけど若くないのにそれは大変だろう。 航空業界、夢はあるけど、夢じゃ飯食えないんだよ・・ まあ、ここは回復まで2-3年、自分だけがつらいのではなく、業界全体が苦しいので、なんとか耐え忍ぶしかありません。と言い聞かせております。

20年間 動きが同じ

滑走路使用状況と光を見ながら立ち位置を変えるのは基本(特にポジフィルム時代はね) しかし先日20年以上前のアリゾナ州フェニックスで撮影したポジをデータ化しており、ショックを受けた。 1,日のまわり方で、自分が撮影ポイントを移動する動き方が全く同じ(意図していない) 2,撮影ポイントをすっかり忘れていて、「ここいいじゃん!」とポイントを発見するも、20年以上前に同じ場所で撮影していることに衝撃 上:ポジフィルム、下:デジタル まあ季節が違うので影は違うが午前中撮影 午後からは 上2000年ころ 下2019年 やっている事に進歩がない(笑) 夕刻:「おお~このポイントいいね~」と2019年に発見したときは嬉しかったが、20年前に来てんじゃん俺・・・ 上:2000年頃、下2019年 背景の山は同じでしょ もう、こうなれば定点撮影と思い諦めるか、20年、いや30年同じことをやってても飽きないのは才能だとポジティブに思うしかないな!

2サテにANAが

成田空港第一ターミナル展望デッキへ撮影仕事へ 夕刻 遠くに富士山が見えるが、ポイントはそこではなく、第二サテライトにANAが駐機しているということ 開港当時はJALの747がずらりと並んでいた、 そして下 2サテライトと言えばNORTH WEST その後DELTA 午前中もSKYTEAMが入っていたが、今やANAに、 いや~時代の変化を感じます。まあコロナ禍というのもあるけど、ANAが2サテを使うという話も少し前に聞こえてきたし、こういう事なのだろう。 おまけ:最近夕刻にエミレーツの出発がある日もあり、到着も出発も同時刻なんてことも。 スケジュールは相変わらずぐちゃぐちゃですが、羽田よりも飛んでいる気がする。それくらい昼間の羽田は飛行機が来ず、あるエアラインは減便率80%と言っていたので、そりゃそうだろう。

定点撮影FX AIRBUS A300

ポジフィルムのデータ化 エアバスA300 本来真横でキレイに撮りたいが、夜行性(貨物エアライン)の機体はそんな贅沢も言っていられない。 なので 1990年代@LAX N651FE、貴重な旧塗装 N652FE N654FE N656FE N661FE N664FE N669FE まだあるけど、まあこんなもんでいかがでしょうか? 光線状態は午前、車の屋根に乗るので、こちらの駐車位置(フェンス横が空いてない)という問題もあり、 障害物もあるけど、とりあえず記録しておいて、あとは飛びを撮れば良いというわけ。 FEDEXのA300って昔も今も撮れそうで、以外と撮りづらいんだぜ。まあ、ハブのメンフィス行くしかないな・・・

デンジャラス撮影地 TIJ

サンディエゴの南、国境のメキシコ側の街、ティファナ 外国人誘拐事件や銃撃戦も起こる街で、麻薬やギャングのアジトやデンジャラスな街、ここは一人で行ってはいけないロケーションなので、会社の仲間や、有名スポッターの八街K氏(弟)と一緒に突撃(数回行った) いや、貧しい街なんですよ。さらにはアメリカへ不法入国を試みる輩がうようよ、目つきが違う 自然風景は同じだけど壁一枚(アメリカ側は大きな家でゴージャス、メキシコ側はスラム)で大きく違う事を認識させられるところ デンジャラスだけど、ボロいB727やDC9が撮りたくなり行くわけよ いや、ふつうに観光で行くならいいよ、だが、こちらは彼らの年収みたいなカメラを出して撮影するわけじゃん、 貧乏な私でも、向こうから見れば 一眼レフ+望遠レンズを持っている=リッチピーポーでしょ! 最近行っていないけど、当時は サンヨー・ビデオ・コンポーネンツ 社長誘拐事件もあり、マジでデンジャラス そんなところで撮影したポジフィルムをデータ化中。 ターミナルで撮影していたら、警察にカメラを取り上げられたが、「返さないと大使館を通して訴えるぞ!」と英語で粘り強くいろいろ言ったら、カメラは返却されたが撤退を余儀なくされた。 ちぇっ、空港内だと安全だと思ったけど、空港周辺のスラム街のデンジャラスエリアで撮らないといけないじゃんかよ・・・

DC9の小さいヤツ

ポジフィルムデータ化DC9 中南米編ラスト DC9も41とかスーパー80とかはJASにいたので、だいたい長さで分かる。 が、しかし DC9-14 DC9-15 DC9-32 下の方が上(写真)に比べてちょっと長い 今さらDC9について、50型はノースウエストにいたよな?60はないよな?とか調べている。 なお上はAERO CALIFORNIA(メキシコ) 下は昨年撮影AIRCAL(アメリカのエアラインのリバイバル塗装) 名前も似てりゃ、ペイントも似ている。 おまけMIAMIにて AEROMEXICOのホワイト塗装、(本来シルバー)@LAX